イライラしながら料理するもんじゃないな

丸い緑の葉が一面に広がる 3姉弟

私の大好物の1つである牡蠣!この日は、大ぶりの冷凍牡蠣を使って、みんなが大好きなクリームパスタを作る予定でいたのだが…。その直前にちょっとした事件があり、色々微妙な感じになってしまったというお話。

ちょっとした事件

つい最近、バドミントンにドはまりしている次女と末っ子くん。風のない日は、ずーーーっとバドミントンをしている。全身汗びっしょりになり、下着まで全とっかえしたかと思うと、「さー、行こう!!」と末っ子くん。そんなに面白いんだねぇ。

昼間はなかなか家にいない長女が、珍しく暇そうに寝転がっていた、とある休日。

「一緒にバドミントンやろうよ!」

と次女が誘った。

長女の反応はいつも通り鈍い。それでも、「これをやってくれるなら、いいよ」と交換条件を出してOKしたのだ!それなのに、全く動こうとしない長女。だんだん日が暮れていく…

長女はずーっとスマホ画面を眺めながら、生返事を繰り返す。交換条件は、すでに次女が実行済みなのだが…?なぜ動かない??

なんだかんだ理由をつけて、結局やらなかった長女!!ひどすぎる。やりたくないなら、初めから断ればよかったじゃん。期待だけさせておいて、それはないだろーーーー!!

このやりとりを聞いていた私は、さすがに頭にきて長女に文句を言ってしまった。相手の気持ちを考えるように諭してみたり、怒ってみたり。どんなに熱弁してみても「暖簾に腕押し感」しかない…。そうだ、この人には伝わらないんだったーー…。イライラ+虚無感のダブルパンチにすっかり参った私であった。

いつもと違うな…

気が付けば、もう夕方。急いで夕飯を作らねば!!ということで、このいやーな気持ちを思いっきり引きずったまま、私は夕飯の用意に取り掛かった。

献立は牡蠣のクリームパスタと、アンチョビキャベツパスタ」

牡蠣もアンチョビも大好きなので、数日前からちょっと楽しみにしていた。それなのに、料理したくないなんて…。イライラと、込み上げてくるため息が止まらない。

いつもなら、もっとパパっと出来上がるのに…。塩加減もバシッと決まるのに…。なんだろう、このどよんとした感覚は…

おいしくなくはない

みんなお腹を空かせているので、適当なところで仕上げて盛り付ける。

一同:「いただきまーす!」 そのお味は…

「牡蠣のパスタ、うめ~~!」と末っ子くん。

そうかいそうかい。それならよかった!と私も一口パクリ

「…うん。まぁ、おいしい。牡蠣おいしい。でも、なんだろう。なんか違うな…」

結局、どちらのパスタも売り切れたので、一応食べられる味には仕上がっていたんだろう。

おかしいのは、私?

でも、待てよ!?もしかしてだけど…。奇跡的にいつも通りの味だったとして、「私の舌」がおかしかったってことはないだろうか…

ほら、「悲しみが強すぎた時などは、何を食べても砂の味しかしない」とか、聞いたことあるし。直前に怒り&虚無感モードだった影響で、私の舌が微妙な味を感じ取れなくなってしまったとか…。ありうる。

「せっかくの牡蠣、もったいなかったぁ…」 

良いこと1つもなし!

怒りを引きずったまま料理しても、良いことは何一つなかった。

「何を食べるか」はもちろんだが、「どんな気持ちで食べるか」も重要だと改めて実感した出来事であった。むしろ、気持ちのほうを大切にしたいと思う。イライラしていたら、きっと消化にも悪いに違いない。

仏のアポロ(何をされても怒らない)を目指したいが、私にはハードルが高すぎるので、まずは「怒ってしまっても仕方がない。でも、それを引きずらない。鎮める方法を身に付ける!」を目標にしてみようと思う。

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