犬って、みんなお散歩大好きなんじゃないの!?
初めの頃、アポロは道路でペチャっと潰れて、立ち上がることもできませんでした(^^;)まったく動けない犬と人間の「根くらべ」のはじまり。
まずは抱っこ
アポロが家の中の生活に慣れてきたころ。外の世界も見せてあげようと、抱っこして庭に出ました。
芝生に降ろすと、おどおどしながらも歩いて匂いをくんくん。「やっぱり外は気持ちいいよね~。早くお散歩に行きたいね!」なんて軽く思っていたのですが、そんな簡単な問題じゃなかったと後で思い知らされるのでした(>_<)
その後も、5種混合と狂犬病の予防接種が終わるまでは、庭に出たり、抱っこしてご近所を回るくらいでした。
近所…歩けない😢
予防接種が終わり「やっとお散歩に行ける~!!」と浮足立っていたのは人間だけだったみたい…。
首輪にリードをつないで、さあ出発~っ!
ん?
なぜに伏せてしまうの?
リードを引っ張ってみても、全然動きません。あのー、まだ玄関の前なんですけど…(^^;)背中を撫でてみると、後ろ足がブルブル震えてるー💦車はほとんど通らないんだけどなぁ、それでも怖いんだよね、きっと。
仕方なく、抱っこしてご近所を回ることに。途中で何度か道路に降ろしてみるも、すぐに伏せてぺちゃーっと潰れてしまう。ごめんごめん、抱っこで帰りましょう。
まだ子犬とはいえ、小型犬をゆうに超えるサイズです。抱っこしていると不思議そうな目を向けられることもしばしば。それは別に気にならないけど、とにかく重いのがツラかった…(;^ω^)
公園ならどうだろう?
車の音が怖いのなら、車が通らない広い公園はどうだろう?と考え、犬もオッケーな公園に連れて行ってみました。駐車場を歩くのは無理だろうからと、広場まで抱っこで移動。そして、芝生に降ろしてあげると、その場所でまた伏せてしまいました💦
他の犬が通ろうとも、子供が近くではしゃごうとも、まーーーったく動く気配なし。仕方なく、私たちも隣にシートを敷いてまったりモード。
他の飼い主さんが通りかかったときに、「あらー、寄り添って寝てる。お利口な子ね~」と言ってくださったので、「本当は動けないだけなんですー、あはは」と心で答えたのでした笑
しかも、この話には続きがありまして…。見知らぬ場所がよっぽど嫌だったんでしょうね。家に帰ってから、そこらじゅうでおしっこをしてしまいました( ;∀;)それまでは、トイレは上手に出来ていたので、ストレスのせいとしか…。
そこまで嫌だったのかー。無理させてごめんよm(__)m
進んでないけど、2歩下がる
これは「無理させてもダメだ」と思いました。まずはとにかく、外気や様々な音に慣らすことから始めようと思い、毎朝庭に出ることにしました。
初めのうちは、外に出ただけで後ろ足が震えてしまい、次第に体中がブルブルガクガク。心配になるほど震えるので、膝の上に抱っこです。しばーらく抱っこしていると、徐々に震えが治まってくるのでした。
外に出るのが、心の底から怖かったんだと思います。ついには「お庭に行こうね」と声を掛けるだけで、クレートの中でおしっこを漏らしてしまうようになりました。ほぼ毎回漏らしてしまうので、初めからタオルで押さえて抱っこするように。
肌寒い中、1人と1匹。私は椅子に座りアポロを膝の上に乗せます。水筒には温かいコーヒーを淹れ、優雅に読書タイム。「外は怖くないんだよー。ほら、こんなにリラックスしてるでしょ」って伝わるといいなと思いながら。時々話しかけたりして、毎朝30分くらい外にいたと思います。
「外に出る度におやつをあげたら、外が好きになるかな?」と思ったものの、これは見事に惨敗でした。部屋では喜んで食べるおやつも、外では全く興味を示さなかったんです。
「お散歩で進まなくなったときは、おやつでつりましょう」と読んだことがあるのですが、そもそも外に出た時点で、何かを食べる余裕なんてない!って子もいるんですね。ビビりに関しては、わりと重症な部類なのかも…。今でも外でおやつは食べられないしね。。
そんなこんなで、1か月くらい続けたでしょうか。
▼次回に続きます。
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