ある日、我が家に「ボラ」がやってきた!う~ん、おっきい!!頑張ってさばいて、美味しくいただくぞ!
「まるごと」が好き
夫がスーパーに行くと、いつも魚コーナーでウロウロする。特に、鮮魚の対面販売にある「丸ごと1匹」の魚達に、いつも熱い視線を送っている。
そう!夫は魚を「まるごと」買うのが大好きなのだ!自分では一切さばけないくせに!!
それは「お刺身を思いっきり食べたい」という想いから発したようで…。実際に刺身盛り合わせを買ってきても、5人家族(しかも食べ盛り3人…)なので、親の分はほんの少しになってしまう。もっと買えばいいんだろうけれど、いいお値段になってしまうので…。
しかーーも!まるごと買うと、「あら」も手に入っちゃうという、まさに一石二鳥!!らしいです。
最近では、鮮魚担当の方に覚えていただいたようで…
「今回もこのままでいいですか?」
と聞かれたらしい(笑) ※お願いすれば、無料で3枚おろしなどにもしてくれます。
今回は「ボラ」
そんな夫の御めがねにかなった今回の魚は、「ボラ」であった。淡水水族館で泳いでいる姿を見たことのある、愛嬌のある顔したかわいい魚が、我が家に来たーー!!!
思ったよりもデカいな…。しかも、ウロコ一つ一つが大きくて堅そう。。
「これ、家庭用の三徳包丁でいけるのか?」と一瞬頭をよぎったが、もういくしかない。
ボラ・豆知識
「ボラは出世魚らしいよ」という夫の言葉を聞き、調べてみたら…
オボコ → イナッコ → スバシリ → イナ → ボラ → トド
地方によって呼び名は異なる(こちらは関東版)。50㎝以上がトドになるらしいので、我が家に来た「ボラ」はおそらく「トド」でも通用するサイズであろう。
ちなみにボラの卵は、あの珍味「からすみ」になるのだそう!
今回のボラは大きかったためか、「白子が入っているかも?」とお店の方に言われたらしく、「お鍋にしようか!?」とウキウキしていたが…。いざ、さばいてみたら、まーったく入っておらず。ただ太っていただけのようだ(笑)
カモ~ン!末っ子くん
「末っ子くん、ボラをさばくぞー!」と声を掛けると、台所にすっ飛んできた!鮎をさばいてからというもの、魚関係の時は進んで手伝いに来てくれるのだ。
▼以前、「鮎の塩焼き」を作った記事はこちら↓
調理開始
初めに、硬いウロコを全部取らねば!ということで、包丁の背で、ガリガリ・ガリガリ・ガリガリ・・・・。大きな硬いウロコが、ポンポン宙を舞う。うひょうひょ喜ぶ末っ子くん。盛大に飛び散りながらも、なんとなく全体のウロコを取り終えた。
次に頭を落とすのだが…。うーーん、堅い。骨が堅すぎる!!それでも、なんとか力技で乗り切った。
続いて、内臓を出すため、腹を切るわけだが…。これまた、皮膚が堅い。内臓の処理を終えたら、背側と腹側から包丁を入れ、なんとか3枚におろしたのであった。
白子が入ってなかったから、鍋じゃなくてもいいなー。お刺身にしてみる?ということで、端っこをパクリと味見。
「うまいっ!!」と末っ子くんと(夫←ここだけ参加かよ…)
よーし、全部お刺身にしちゃうぞ!
あら汁も作って、今日はボラづくしだ~!!
▼こんなにたくさん!(2段重ね!!)みんな、お腹いっぱい大満足。
あら汁にすると、結構な量の油が浮いてきた。ネギと味噌を入れると「ザ・あら汁!」となり、大変美味であった。ただ、ウロコ取りがあまかったらしく…。ちょいちょい口の中に入ってきてしまったのが残念。
武器が欲しい
以前、イナダをさばいたときにも思ったけど…。三徳包丁ではそろそろ無理なサイズかもよ!?
お店で3枚おろしにしてもらってもいいが、魚をさばきたい末っ子くんがいるし、私もさばくのは嫌いじゃない。ということで!
出刃包丁、欲しいな~
ウロコ取りも、あるといいかもな~
とつぶやいてみるのであった。
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