なにかと気が散りやすい末っ子くん。ボルダリングの時も、いまいち集中していない。だから、いまいち上達していない。そこで、ゲームのご褒美を設定してみたら…?
遠くのテレビが気になる
末っ子くんは、ボルダリングのスクールに通っている。その日に決められた課題を、子供たちが順番に登っていくスタイル。ほかの子の登る姿をヒントにして、自分の時に活かすことが大切なのだが…。
末っ子君には、難易度が高かったのである。登ることよりも「他の子を見る」ということが!!
とある日。末っ子くんは自分の番ではないときに、完全に真横を向いていた。その視線の先には、テレビがあり夕方のニュースが流れていた。かーなり離れれいるのになぜ?…と思いながらもしばらく観察していると、ずーーーーーーっとテレビを見ているじゃないか!!しかも、CM にも超熱心に見入っている。もはや、テレビの内容がどうこうじゃなくて、映像とかすかに聞こえてくる音声に釘付けになってしまっている。
目の前では、他の子供たちが課題をクリアして、「おーー!すごい!」と盛り上がっていても、やはり視線はテレビに向いている。
テレビを見るために、ここまで来たんじゃないんですけど~!?
当たり前だが、他の子はテレビなんて全く気になってない。そのくらいの音量だし、距離も離れているのだ。まさか「テレビを消してください」とも言えないし、困ったな…と思っていた。
どうしたら、気にならない?
最近は特にひどく、直前に「見ないように!」と注意しても、やはり途中でテレビに見入ってしまう…。でも、決してボルダリングが嫌いなわけじゃないので、自分の番が来たら楽しそうに登っている。うーん、なんかうまくいなかない。
そこで、「この場所には、ボルダリングをしに来ているんだよ。どうしたら、テレビ気がにならなくなるかな?」と末っ子くんと話し合った。その結果、ご褒美があったら集中できるかも?ということになった。
お試しで、「課題を一発クリアしたら、ゲーム1時間!2トライ目以降のクリアはゲーム30分」というご褒美をつけてみることに。
課題は1つクリアすると、どんどん次の課題に移っていく。そのため、一発クリアを連発すると、ゲーム数時間分を一気にゲットできるというわけだ。
効果絶大
このご褒美は、予想をはるかに超えてきた。テレビに近い場所で登っていても見向きもしなくなったし、他の子が登っているのをちゃんと見ているじゃないか!
しかも、隣の子と「登るルート」について話し合っている!!本気だ!!!
いつもは、1回目のトライは勢いで登って失敗していたが、このルールを設けたら「いい意味で慎重」になった。結果として、1発クリアを連発し、見事に4時間ゲットしたのである。本当は、登れたんじゃん…
少し前から、ゲーム禁止(約束時間を守れないから)になっていた末っ子くんには、願ったり叶ったりのルールだったわけだ。ボルダリングの腕前も上がりそうだし、一石二鳥だね!
環境を変えることができない時は、こんなご褒美もあり。
あとは、約束した時間で愚図らずにやめられるといいんだがなぁ…。こちらも工夫しながら、練習していこう。
▼ボルダリングを始めた時の記事。当時から、気が散ってますね~~~
▼1年使って、年季の入ってきたシューズ。まだ、キツくならない。
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