おたまじゃくしを探していたら、なんとも素敵なエビに出会った!!

水槽のなかのホウネンエビ 自然

田植えの季節。それは、冬眠していた生き物が一斉に溢れ出す季節。用水路に水が流れ始めると、つい立ち止まってのぞき込んでしまうのは私だけではないはず…。今年は田んぼで、心浮き立つエビを見つけたぞ!!

田んぼ大好き

アポロのお散歩ルートには、田んぼがたくさんある。毎年末っ子くんとオタマジャクシを採ってきて、カエルになるのを見届けたり、用水路でザリガニ釣りをしたり、タニシを探したり。私的には、その辺のテーマパークよりよっぽど楽しい!

今年も、もうおたまじゃくしいるかなー?と田んぼをのぞいていたら…。なんか、違うけど優雅に泳いでいるのがいる…?エビっぽいけど…、なんだこれ!?

それは、ホウネンエビ!!

田んぼでよーく観察して、家に帰ってから調べてみると、それは「ホウネンエビ」という生き物だった!漢字にすると「豊年蝦」。これがいると豊作になる、と言われる縁起のいい子達らしい。

このホウネンエビは、田んぼの土の中に産卵する。卵のまま越冬し、翌年また田んぼに水が張られると可憐な姿を現してくれる、ということだ。生き物ってすごい!!

今まで気づかなかったのはなぜ??

40うん年間生きている私。都会に住んでいた20代の頃を除けば、田んぼウォッチャー歴は相当長いはずである。それなのに、なぜ今まで「ホウネンエビ」の存在に気付かなかったのか…。こんなにカワイイのがいたら、気付かないわけないのにーーー!

考えらえる理由として、ホウネンエビの寿命がある。約1か月程度しか生きられないため、梅雨の頃には姿を消してしまうというのだ。つまりおたまじゃくしが大きくなる頃には、ホウネンエビはいなくなってしまうのである。

もう1つの理由としては、すべての田んぼにいるわけではないこと。田んぼを観察しながら歩くと、ある田んぼにはホウネンエビがウジャウジャいるのに、すぐ隣の田んぼには1匹もいない…なんてこと実際にがあった。

▼一番多かった田んぼ。居心地がいいんだろうねぇ

ホウネンエビのたくさんいる田んぼ

すぐ隣ならば環境はあまり変わらないはず…ということは、田んぼの管理方法による影響が大きいのか。とにかく、その「田んぼごとの色」があるのだ。

私が今までに覗いたのは、たまたまホウネンエビがいない田んぼだった…ということにしておこうと思う。

さあ、捕まえよう!

ペットボトルを半分に切ったものと、メダカに使っている網、小さい飼育ケースを持って、張り切って出発~!

ホウネンエビの泳ぎ方はおもしろい。お腹を常に上にして、逆さまになって泳ぐ。人間が背泳ぎしているような感じで、お腹についているモジャモジャを高速で動かして泳ぐ

優雅に泳いでいるように見えるのに、捕まえようとすると意外とすばしっこいんだな、これが。でも、慣れてくると末っ子くんでも捕まえられるようになった。

観察したかっただけなので、キャッチ&リリースの予定だったが、末っ子くんが「どうしても飼ってみたいーー!」というので、持ち帰ることになった。

飼育方法

田んぼの土と水を持ってくる

メダカのエサを、細かくすりつぶしてあげる

水草を入れる(メダカの水槽から拝借)

とりあえず、こんな感じで始めてみた。

通販で売ってる!!

通販で、ホウネンエビの乾燥卵が売られていて驚いた!活餌にすることもあるようだ。

また、ホウネンエビ飼育セットも販売している。自由研究などに使うのだろうか?ふと、昔あった「シーモンキー」を思いた…。そもそも、シーモンキーって何だったのだろう?

他に育てている生き物

ホウネンエビの前に、おたまじゃくしドジョウもゲットしてきた末っ子くん。

▼きちんとお世話するんだぞ!!

オタマジャクシとドジョウ

▼こちらは、次女が可愛がっているアゲハ蛹。なぜか3匹仲良く並んで蛹に(笑) 無事に羽化できますように…。

アゲハの蛹

春~夏が近づいてくると、我が家はいつもこんな感じ。生き物、好きなんだよな~

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