アポロの散歩コースにある田んぼ。最近、朝の散歩時に「ツバメ」をたくさん見かけるようになった。そういえば、渡り鳥とは知ってたけど、いつ頃どこまで行くんだろう?
ツバメの生態
どこから来てるのか・・・マレー半島、フィリピン、台湾、オーストラリアなど(日本まで数千キロ!!)
いつ頃来るのか・・・3月末ころから続々と
何をしに・・・子育て
旅立つ時期・・・8~10月(地域による)
エサ・・・トンボやアブ、ユスリカなど。飛びながら捕える
鳴き声・・・チュピッ。さえずりは「土食って虫食ってしぶーい」と聞こえる!らしい。
「土食って虫食ってしぶーい」って聞こえた人、すごすぎないか!?ものすごい想像力、いや妄想力?空耳力?残念ながら私はチュピッしか知らないので、ぜひぜひ聞いてみたい!!
なぜ渡る?
普段南国に住んでいるツバメが、なぜわざわざ北に渡ってくるんだろう?南国ならば、季節に関係なくエサがあるのでは?と素朴な疑問を持った。
「渡り」をする鳥には諸説あるようだが、そのうちの1つがこちら。
子育て時期にはたくさんの虫が欲しいツバメ。だが、南国では他の鳥との競合があり、その時期だけ多く獲るのが難しい。そのため、虫を食べる鳥があまり多くない北方の国へ渡るのではないか?というもの。
日本では、秋深まると虫たちが姿を消してゆく。そのため、日本の鳥たちは冬場は虫以外を食べていることになる。つまり、夏でも虫以外をエサにする種類が多いってことなんだと思う。真相は「ツバメのみぞ知る…」だが。
「毎年同じ巣に戻る」のも驚きだ!!渡り鳥には、不思議が詰まっている。
ツバメの言い伝え
「昨日は稲スレスレを飛んでいたのに、今日はずいぶん空高く飛んでるなぁ!」と感じたことがあり、これ↓を思い出した!
「ツバメが低く飛ぶと雨」
雨が近づく(湿度が高まる)→ エサとなる虫の羽に水分が点く → 体が重くて高く飛べない → ツバメも低く飛ぶ
ということらしい。なお、そのほかの言い伝えとしては・・・
「ツバメが巣を作ると、繁盛する。幸せになれる」
環境が穏やかで、巣を壊さない優しい人がいる場所を選ぶという。実家の玄関にはコウモリしかこなかったな…(いや、コウモリもかわいかったよ!!)
近所に、ツバメが毎年巣を作るコンビニがある。たくさんの人に見守られながら、無事に巣立ちを迎えている姿はなんとも微笑ましい。もちろん、繁盛している!
他にも地域によって様々な言い伝えがある模様。幸せなものばかりとは限らないようだが…
ツバメのねぐら入り
ツバメは「集団ねぐら」をつくるらしく、その場所は、遊水地や河川敷などの湿地にあるヨシ原とのこと。遊水地ではないけれど、近所の田んぼの近くにはヨシが茂っている区画がある(昔は田んぼだった面影があるが、ここ数年は放置されている感じ。ご高齢のためだろうか…)
手放された田んぼが、鳥たちの安心できる住み家になっているんだな。田んぼの虫を食べてくれて、人間のすぐ近くで、カワイイ子育ての様子まで見せてくれる。これは、可愛がられるわけだ!縁起のいい言い伝えが多いのも納得である。
そういえば、ヨシの生えている区画の横を通ると、中の方からピーピーと鳥の声がよく聞こえてくる!この辺りには、サギやキジも普通に生息しているので、様々な鳥がヨシ原を活用していそうだ。
▼奥が田んぼ。アポロがいるのは元田んぼの草原。
▼左がヨシ。人間の背丈より高い!
もう少しでツバメともお別れ。あんな小さな体で海を渡るなんて…。たっぷり栄養つけて、頑張ってなーー!!!
また春に会おう!
おすすめ資料
今回、主に参考にさせていただいたのは、こちら↓
▼自然図鑑 動物・植物を知るために
末っ子くんが、ちょうどたまたま図書館で借りていた本。ツバメについても載っており、その他たくさんの動植物が登場して、かなり面白いぞ!!
▼日本野鳥の会(日本野鳥の会は、野鳥や自然を愛する人々が集う自然保護団体です)
https://www.wbsj.org/このページで「ツバメ」を検索すると、興味深い記事がたくさん出てくる。鳥愛が溢れかえっている。
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